笑顔も元気もいらない場所を、あなたに

menu

名も無き場末のスナック

気遣いのない夫と義父母に腹が立って仕方がない主婦です。どうしたらいいですか

小夜子です。

先日、十数年ぶりに高校の友人Sと再会しました。
高校の同窓会行く?というやり取りから始まり、結局こじんまりとランチすることに。
もうひとりの友人も含め、久しぶりの女子会ランチで再会。

十何年のブランクを感じさせない勢いで、自分の身の上話を語ってくれたS。

笑顔を取り繕うような人間関係は苦手なので、その飾らない態度はとても嬉しかった。

のですが・・・・

会話のほとんどが
「夫・義父母」への不満・悪口の連続。

いや、Sに同情の余地はたくさんある。

20歳そこそこの若さで乳がんが発覚した彼女。
苦しい闘病生活を送り、今も定期的に病院にかよっている。
親御さんも体が弱く、お父様は亡くなられてしまった。

実家の兄は頼れない人間で、彼女が母親の面倒も見ている。

ほんとに、頑張っているSちゃん。

3年前に結婚(ちなみにSは再婚)した旦那は国家公務員。
旦那の実家も公務員一族。

Sいわく
「お勉強はできるが、人間としてのコミュニケーションが不可能」な人種だそう。

細かな愚痴エピソードはほとんど聞き流してしまったんだけど(おい)
旦那も一族も、人の「心」に鈍い人たちみたい。

いるよね、そういう人。
エリートに多かったりする。
目に見えるものしか、見えない人たち。

体調が悪く家事ができないSを義母が責め立てた、とか。
そもそも夫が「Sちゃんがご飯作ってくれない」ってママに愚痴るから悪いんだよ、とか。

出てくる出てくる、夫や義理の父母への恨みつらみ・・・・・

「離婚すれば?」
と小夜子お得意のアドバイスをしたものの、Sの答えは予想通り。

「だって・・・まだ私体調が悪くて働けないし。
離婚したって生きていくお金が今はないから。」

うん、それも事実だよね。
だったら無理に離婚する必要なんて全くない。
結婚のメリットを十分に堪能すればいい。ほんとに。

でも、せっかくなら楽しく生きてほしいな。
大病を乗りこえるのに、想像もつかないほど頑張ってきたんだろうから・・・

小夜子はそう思う。

延々と続くSの愚痴を聞いていて、気づいたんだ。

確かに彼女の夫にも義父母にも問題はある。
Sに対しての気遣いや心配りがなさすぎる。

けれど、Sは気づいていないんだ。

一番Sをいじめているのは、ほかならぬ自分自身であることに。

それは彼女の言葉の節々に現れる、自己否定のことば。

「私は小夜子みたいに子供もいないしさ」

「私は小夜子みたいに働いてないし。稼いでないし」

「私はガリガリに痩せちゃって、男に間違えられるくらいだし」

などなど・・・

正直言って、私は後半から腹が立ってきた。
誰に?
自分のことを罵倒し続けるSに。

 

いやいや、どれだけあなた、頑張ってきたのよ?

乳がんの苦しい治療、親の介護、自身の肉体的・精神的不調。
彼女が経験してきた世界は、どれだけ孤独で辛いものだっただろう。

そんな自分を、なぜ受け止めないのか?
どうして否定し続けるのか?

それも、何年ぶりにあった友人というちっぽけな存在と「比較」して
自分に「ない」ものばかりに焦点を当てて。

彼女が向き合うべきは、夫でも義父母でもない。

自分自身だ。

自分自身そのままをまるごと、受け止めること。
それでいいんだよと自分に言ってあげること。

そう思えるまで、自分と対話し続けること。

彼女の経験や言葉は、多くの人たちの光になりうると私は信じている。

けれど、その前にS自身が自分を受け止めなくてはいけないんだよ。

と、彼女の反応を見つつ私の思いを伝えたけれど、
まだまだSの心に人の言葉を受け入れる余裕はないようだった。

暑い日だったので、薄着だった私たち。

帰り際、Sのやせ細った手首にはいくつもの傷があるのが見えた。

Sは高校生の時にも言っていたな、と思い出す。

「心の痛みは、体の痛みを感じることで和らげるんだ」と。

リストカットの傷がいつ出来たものかは聞かなかったけれど、
せっかく再び出会えたご縁。

Sが生き延びてくれたからこそのご縁。

そう思い、これからも細く長く気持ちを伝えていこうと思う小夜子なのでした。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

カレンダー

2019年9月
« 5月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30