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名も無き場末のスナック

性へのタブー・罪悪感・恥の意識はすべて歴史から。夏目祭子さんに学ぶ

前記事 性へのタブー感と向き合うかどうかについてでは、
性・セックスの話をするときに付きまとうタブー感を乗り越えたいのだ、と言いましたが、

さて、
ではその「タブー」はどこから来るのか、について。

多くの人は、自分の育った環境が大きいのではないかと思われます。

私の育った家もそうでしたが

「家族でテレビを見ていたらベッドシーンになって、きまずい空気になる」
(私は祖母があからさまに嫌な顔をし、そこでチャンネルが替えられていました)

というふうに、いつからかどこからか

「性の話はしてはいけないんだ。悪いことなんだ」

そんな風に悟っていくようになる。
そんなエピソードは多かれ少なかれ、誰しも持っているのではないかしら。

もちろん、性はプライベートですから、あからさまに声高く叫ぶものではありません。

でも必要以上に罪悪感を持つ、恥の意識を持つのも不自然なことかもしれない。
だって誰もが、性(セックス)を通して生まれてきているのだから。

なんていう漠然な問いに、ひとつのヒントを与えてくれたのがこの本。


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夏目祭子さんという、女性(作家・心身機能研究家)が書かれた新書なのだけど、
彼女の視点から見た「性」の歴史がすごく面白かったのです。

前書きの一部を抜粋すると

(前略)性交は目に見える肉体の行為というよりも、その正体は目に見えない「エネルギー」の行為だからだ。
だけど私たちは長年、そうした真実の情報から遠ざけられ、メディアからは真実めかしたフェイク情報ばかりが乱発されている。

でもそれは、何も今の時代に始まったことじゃない。本当のことを言えば、私たち庶民に対して、性に関する真実の情報を隠し、考え方を歪ませ、不自然にするための巧みな心理操作というものが、なんと遥か古代から、その時々の権力者によって行われてきたという事実があるからだ。

夏目さんの主張は様々な文献をもとに書かれており、歴史からの記述も多く、
またスピリチュアル寄りな部分もあるので、正直なところ読みやすい本ではないのですが、、、

それでもとても目からウロコなことが書いてあったのですよー!

読書が苦手な方のために?!
小夜子から大まかなあらすじをお伝えしますと・・・

◆本来セックスとは、「今ここ」にある自分と相手の生命を頂いていることを謳歌する「大いなる自然現象」であった。
(平たく言えば、みんなセックスを大らかに楽しんで、エネルギーを高めていたよ♪ということ)

日本で言えば縄文時代、海外で言えば宗教が性を厳しく取り締まり始める前までは。

◆しかし、時の権力者たちは人々の自立心をセックスの領域という内部から蝕んでゆくという巧妙なやり方を考え出すようになる。
なぜなら、権力を1ヶ所に集中させ続けるためには、その他大勢の人々の力を削ぎ落とさねばならない。
(セックスで庶民たちの心と体にエネルギーが満ち溢れてしまっては、いつ自分の権力に背かれるかわからない。
不安に怯える権力者は、性を規制することで人々の意欲を奪っていこうと考えていく。)

ヨーロッパではキリスト教、中近東ではユダヤ教、その後はイスラム教、中国には儒教、と。

※確かに、宗教=禁欲、というシステムが浮かびます!!
それは時の支配者の意図だったとしたら・・・
そして、取り締まるほどにセックスの持つ効能がすでに当時から明らかになっていたのだったら・・・
なんか、すごい話じゃないですかー?

◆そして20世紀を迎えた現代は性はひたすら「軽いもの」として扱われていく。
週刊誌の中釣り広告、雑誌の誌面、ドラマやコミックや広告・・・
性のタブー感とはうらはらに、未成年も容易くアクセスできるような性の情報は氾濫している。
そしてそれによって苦しむ人も生み出されている。(暴力的なアダルトビデオの弊害などなど)

※話はそれるのだけど、小夜子の長女(小3)がyoutubeで「キス動画」を検索していた履歴があって。
キスの動画から、関連動画をチラ見した跡があって青ざめました。
だってキスどころではない領域まで進んでいるのですもの・・・

簡単に性にアクセスできる時代なことを痛感してるんですが、これはまた今度詳しく!

と、かーなーりざっくりまとめましたが
興味あるかたはぜひ本書を手に取ってみてくださいね。

夏目さんの主張を裏付ける歴史的エピソードが満載です。
(引用文献などもたくさん載ってます)

歴史はいいから、自分はどうするのよーーー

って方はこちらの方が読みやすいと思います。


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私が夏目さんの本(と、それに続く色んな実験行動←これもまた今度詳しく(笑))で気づいたこと。

それは

◆本来、セックスとは下劣なものでも不快なものでもなく、
「人間に備わる本来の性的能力とその豊かさ」を体験する、素晴らしい、楽しい行為であるということ

◆けれどもそこに「タブー」が生まれたのは、私たちのせいではない。
歴史的に見ても長く続く、歪んだマインドコントロールが働いていたのだということ

◆光と闇、両方を知った上で「自分で」望む方向を選択していいのだということ

と言ったとこでしょうか!

だから「セックス」で悩んでいる、幸せになれない、辛い思いがある。
でも誰にも言えない。

それはとても自然なことだと、同じように悩んでいた方には伝えたい。

そしてそこに、罪悪感や恥の概念を持つ必要はないよ、ということも。
だって何千年もの歴史の中に組み込まれてきたコントロールがあったのだからね。

でも今、時代は転換期を迎えていると夏目さんは推測していますよ!

そんな性のお悩みも、安心・安全に話せるスナックでありたいなあ・・・

そう願っている小夜子でした!

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